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天北地方における2番草の利用・飼料成分等の実態調査からみた問題点とその解決策(2)

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タイトル別名
  • 収量や飼料成分等からみた2番草の実態

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抄録

type:論文

生産現場における2番草の生産量や品質面からみた問題点を明らかにし、良質粗飼料としての2番草の生産に資するため、天北地方の酪農家の採草地のべ453筆(オーチャードグラス主体草地225筆、ペレニアルライグラス主体草地70筆、チモシー主体草地158筆)において2番草の収量と飼料成分を調査した。2番草の各草種平均乾物収量は232~259kg/10aであったが、いずれの草種も200kg/10aを下回る低収草地の占める割合が約40%であった。可消化養分総量(TDN)、中性デタージェント繊維(NDF)、粗蛋白質(CP)含量は3草種平均で62.5%、60.4%、13.4%であった。しかし、草種間差やばらつきが大きく、また低TDN牧草(62%以下)が38%、高NDF牧草(60%以上)が51%、低CP牧草(12%以下)が41%と低品質の牧草も多かった。特に発酵品質に重要な影響を及ぼす水溶性糖類含量は3草種平均で8.7%であり、10%を下回る草地の割合が3草種平均で64%あった。牧草のミネラル含量と土壌の化学性もばらつきが大きく、土壌の診断基準値を外れるなど、飼料成分と同様に良好な状態ではなく、各成分のバランスも悪かった。以上から、天北地方の2番草は低収あるいは低品質である割合が高く、刈取時期や施肥などの基本的な栽培管理での改善が必要なことを指摘した。

identifier:814780

identifier:ZZ00014131

収録刊行物

  • 北農

    北農 78 (3), 266-271, 2011-07

    北海道農事試驗場北農會

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