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用排水路の維持管理における集落の労力負担能力の継続性評価

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  • 2010年世界農林業センサス農業集落カードの山形県のデータを用いた事例

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抄録

type:論文

松下(2009)は,現状では活動組織の大半が集落単位で形成されており,集落単位の動きが共同活動の取り組み状況を知る1つの判断基準になると述べている。このことから,労力負担能力について議論する場合,能力について2つの捉え方ができると考える。1つは,参加者「個人」の労力負担能力であり,もう1つは,活動組織の設立基盤である「集落」の労力負担能力である。上記のうち「個人の労力負担能力」を,これまで維持管理の中心となってきた農家(岡本,2003)について見れば,農村の高齢化が進行している(農林水産省,2013a)ので,彼らの能力は加齢に伴う体力低下等によっていずれ低下するであろう。そのような場合でも,農家の能力が低下した分を非農家が補えば,もう1つの「集落の労力負担能力」は,維持管理に必要な水準を保つことができると考える。このことから,まずは集落に着目し,集落の労力負担能力に応じて労力負担行動をするための支援策を検討・実施することは,保全対策における課題「地域共同による労力負担行動を継続すること」の解決に繋がるものと考える。具体的には,集落として労力負担行動をしている集落を対象に,労力負担能力が継続する見込み(以下「継続性」という。)を評価し,継続性が相対的に低い集落を対象に,所要の支援策を検討・実施することが考えられる。このように対象集落を絞り込むことは,国家財政が厳しい中で効果的に施策を講ずる観点からも,妥当なものであると考える。以上のことから,本報では,水田用の用排水路の維持管理における集落の労力負担能力の継続性について,その評価を事例集落のデータを用いて試みる。

identifier:872697

identifier:ZZ20032432

収録刊行物

  • 農村工学研究所技報

    農村工学研究所技報 215 17-30, 2014-03

    農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所

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