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タイランド湾で採集した円心珪藻の1新種

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抄録

バンコクの近くのチァオフィア入江で1983年6月に網採集した標本の中に,中型で円盤型の海産珪藻の1種が多数あった。蓋殻には有基突起が多数あり,初めPorosira属のものかと思われたが,中心部には区画された中心域がなく,中心小室のすぐそばには必ず1本の有基突起があるので,Thalassiosira属の新種として命名記述した。また,本種と他の類似4種との形態を比較検討した。Thalassiosira thailandica BOONYAPIWAT sp. nov. 細胞は,蓋殻の頂部で隣接細胞の蓋殻と接着して,短い群体をつくる。蓋殻は円形で隆起し,直径100~120μm,殻の厚さは中位である。蓋殻の小室は小さくて,中心の近くで10μmに18~22,縁部で21~30ある。小室列は放射束線状。小さい唇状突起が1本蓋殻縁のすぐ近くにあり,その裂溝は半径方向で,外管は短く漏斗型である。蓋殻縁には10μmに3本有基突起列が1輪ある。多数の有基突起が蓋殻内に不規則に散在し,その間隔は2~8μm。中心部の小室の大きさ,形,配列は個体により異なっているが,特に区分された小室群は形成していない。1本の有基突起が,常に中心小室のすぐ近くにある。

identifier:350516

identifier:ZZ00020893

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