CiNii Researchの本公開について

学びの基盤となる意識の形成 1年生春の題材「音と音楽の違いは? : 声による表現の可能性を探る (「サウンドスケープによる創作」)」を通して

書誌事項

タイトル別名
  • Formation of consciousness which becomes a base of learning.

抄録

4月に入学したばかりの1年生。対面式で先輩たちの歌声を聴き,附中の音楽文化を肌で感じたこと で,音楽に対する興味・関心の高まりとともに「自分たちもあんな風に歌えるのだろうか」といった不 安も抱いたようである。そんな中,普段何気なく親しんできた“音楽"について考えてみる。「音と音 楽の違いは?」「これって音?それとも音楽?」…“ピアノで音階を弾く"や“机をたたいてリズムを 刻む",“椅子や本など身近なものを適当に落とす"など具体的な例を挙げ,それが“音"なのか“音楽" なのかを各自が考えた後,グループで話し合い,自分たちなりの“音楽の条件"を見出していく。その 後,サウンドスケープ1)の諸活動を通し“音"についての意識を深める中で,“聴く"ことの大切さを学 んでいく。また,自然音や環境音を身近な素材を使って再現する活動を取り入れることで,音が持つそ れぞれの特徴について関心を持ち,次第に音の色彩感や質感にもこだわりを持つようになる。この“音" へのこだわりが合唱やその他音楽活動にも活かされ,質の高い表現力につながっていく。 本校音楽科では,授業の中で`耳を澄まして聴く'`心に感じたことを素直に表現する'`こだわって 表現(創作)する'ことを大切にしている。本題材は,これらを子どもたち自らが認識する出発点とな る。また,ここで考えた“音楽"に対する意識は,これからの3年間というロングスパンの中で,様々 な活動や経験を通し広がりや深まりを見せ,音楽科における探究活動の原動力となっていく。

収録刊行物

  • 福井大学教育実践研究

    福井大学教育実践研究 33 107-115, 2009-01-31

    福井大学教育地域科学部附属教育実践総合センター

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詳細情報

  • CRID
    1050282812765846016
  • ISSN
    1342-7261
  • Web Site
    http://hdl.handle.net/10098/1950
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
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