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野菜の収穫後における品質変化に関する生化学的研究(12)

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  • コマツナ葉の老化過程におけるパーオキシゾーム変動におよぼす光質の影響

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抄録

収穫直後のコマツナ第3葉に紫外色光(Emax=360nm),青色光(Emax=450nm),緑色光(Emax=530nm),赤色光(Emax=660nm),近赤外色光(Emax=800~900nm),および昼光色蛍光灯光を25℃下,1.17±0.17Watt/m2の光強度で60時間連続照射し,パーオキシゾーム(Ps)変動におよぼす各光質の影響について検討した。1. 青色光照射はクロロフィル,Psおよびカタラーゼ(可溶化した)の分解を大きく抑制する効果を示した。2. 紫外光照射はクロロフィルやPsの分解を抑制する効果を示したが,可溶化した酵素の分解は抑制しなかった。3. 緑色光照射はクロロフィル分解に抑制効果を示したが,Ps分解の抑制効果は示さなかった。4. 赤色光照射はクロロフィル分解に大きな抑制効果を示し,Ps分解に対し促進効果を示したが,可溶化した酵素の分解は促進しなかった。5. 近赤外色光照射はPs分解に大きな促進効果を示したが,クロロフィル分解に対する抑切効果はみられなかった。6. 昼光色蛍光灯照射はクロロフィル分解の抑制に効果を示したが,Psの分解に対してはほとんど影響を与えなかった。7. 以上の結果から,品質を保持する目的でコマツナ葉を光照射貯蔵する場合,Psの分解を促進すると思われる赤色光照射(および白色光照射)が有効であり,また,Psの分解を抑制すると思われる青色光や紫外色光の除去も効果的であると考えられる。

identifier:352632

identifier:ZZ20005621

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