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里山域の森林景観の生態学的基本構造とその整備に関する研究(3)

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  • 「原始の森」の復元について

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抄録

これまでに、暖温帯里山域における森林景観の生態学的基本構造の把握とその整備理論の確立を目的として、整備対象地の現況分析やその結果などを参考にした、整備対象地を整備案の提示、そのコンセプトの明確化などを試みてきた。すなわち、これらの報告の中で、整備対象地を3つのゾーン(持続生産が可能で生産性の高い「生産の森」と、自然の本来性の回復を目指しつつ、将来の優良大径材生産にも含みを持たせた「原始の森」、大学らしい情報を発信しうる「情報の森」)に区分して維持・整備していくことを骨子とする整備案の提示や、それらの総体の潜在性に着目し、ドゥルーズなどに従って、可能的なものの実在化ではなく、潜在的(潜勢的)なものの現実化を進めていくことを基本コンセプトとする「野外ミュージアム『賑わいの森』」構想の提示、その持つ認識・存在・実践論的意義の分析などを行ってきた。確かに、これまでの森林・森林景観整備の史的展開を振り返ると、戦後の針葉樹一辺倒の拡大造林期の論理や政策も、近年の針葉樹の一斉造林地の針・広混交林化のコンセプトも、物心二元論的な思考パターンに従った、可能的なものの実在化を意図するものといえ、それでは、森林の本来的潜在力を発揮させるのは困難といえ、次世代的な森林風景・景観整備を考えていく場合には、一見、現実化が不可能と思われるような試みも必要となり、このような試みを含むことで、始めて、森林景観の持つ大きな「潜在力」が引き出せるようになるものと考えられる。

identifier:772759

identifier:ZZ00007959

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