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広葉樹再生林の林分動態解析と成長予測

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  • 栃木県唐沢山における実証的研究

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抄録

本研究は、放置された里山林に代表されるような広葉樹再生林の管理を念頭に置き、栃木県唐沢山を対象に資料を集め動態解析を行い、その結果を基にした成長モデルによる予測を試みたものである。林分成長について解析したところ、(1)林分全体の傾向として、胸高断面積合計(BA)の大きいプロットの方が大量に枯損し、粗成長量には上限と下限が存在する可能性があること、(2)林分全体の変化には、下層木の成長量と上層木の枯損量が強く影響していること、(3)下層木の落葉広葉樹では、上層木の多少が成長に関係している可能性があるが、枯損に対しては上層木の影響は低いこと、(4)下層木の常緑広葉樹の成長や枯損については、上層木の量の影響はあまりみられないこと、(5)落葉広葉樹よりも常緑広葉樹の方が枯損量、枯損率が低く、枯損しにくいこと、(6)落葉広葉樹の成長量の大小が下層木や上層木全体の成長量の傾向に強く影響していること、などが明らかになった。以上の知見をもとに既存の天然林成長予測モデル(FSD)を改良し、広葉樹再生林の成長を予測したところ、従来の方法を用いたモデルの予測結果より現実の進界量を正確に予測しており、進界量の予測に今回のモデルが有効であることが示唆され、改良モデルが広葉樹再生林の成長予測を行うことが十分可能であることが示された。

identifier:791136

identifier:ZZ00018015

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