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サイズ変化を伴った円石藻の種分化

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  • 古生物学的・生物学的手法に基づいた検証

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抄録

type:論文

円石藻はハプ卜藻綱に属する海生の単細胞プランク卜ンのうち,コッコリス(円石)と呼ばれる石化した鱗片をもっグループの総称である。海洋の主要な第一次生産者の一つで,熱帯~亜極域の海洋の有光層に広く分布している(e.g.Siesser,1993).円石藻によって形成されるコッコリスは,深海底に沈降・堆積して化石化する。河川水によって運搬される陸源物質(砂・泥)が届かない外洋では,深海底堆積物は主に海洋表層から落ちてくる生物遺骸によって形成されている。円石藻も,そのような深海底堆積物の主要な起源の一つである。生物遺骸が降り積もってできた深海底堆積物は,海底面が最も新しく,下に掘り進むほど古くなるという特徴がある。そのため,深海底推積物中のコッコリス化石を調べることによって,円石藻の歴史を地質年代をさかのぼって連続的に調べることができる。現生の円石藻の中にも,化石記録に基づいて出現した年代が特定されているものも数多くある。ー部の円石藻の系統については分子(遺伝子)情報が得られており,そのため円石藻は,進化や種分化の歴史を,分子情報と化石記録の両方に基づいて検証するのに適した生物群である(e.g.Thicrstein & Young,2004)。 一般的に種の分類,特に化石種の分類というと,形態に基づいて行われているというイメージが強いのではないだろうか。しかし円石藻の分類や進化の議論では,形態だけではなくコッコリスのサイズも重視されている。木稿では特に,円石藻の種分化とコッコリスサイズの関連について,これまでに何がわかっているのかを紹介していく。

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identifier:ZZ00008162

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