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「北海道における2009年多雨・寡照による農作物の被害解析」報告書(5)

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タイトル別名
  • テンサイ; 2009年テンサイ湿害の発生実態に関する調査報告

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抄録

type:論文

2009年は,各地のテンサイ作付圃場で湿害が発生し,産糖量が低下した大きな原因となった。そこで,十勝地域においてテンサイ湿害の現地調査を行い,衛星画像を活用して,同地域における湿害の定量化を試みたところ,以下のような知見が得られた。1. 十勝地域のテンサイ作付圃場の一部には,畦間の長期滞水や黒根病の発生などが確認され,甚大な被害が確認された。 2. 湿害の発生程度は,地上部の黄化と草丈の低下を指標として定量化でき,草丈×SPAD値を湿害の被害指数とすることで湿害の発生程度の多少を判別できた。 3. 衛星情報のNDVIから,テンサイの草丈×SPAD値を推定し,湿害が発生したテンサイ圃場を示す湿害マップを作成した。 4. テンサイの湿害マップを基に,幕別町を中心として土壌型別に湿害の発生割合を調べたところ,湿性土壌が約30%,乾性土壌が約15%と,湿性土壌での湿害の発生割合が2倍以上も高かった。 5. 乾性土壌では,有効土層が浅い浅礫土壌において湿害の発生が多く,養分流出による生育抑制が疑われた。 6. 暗渠施工区域においても,泥炭土では排水の改善化が図られていなかった。 7. 一般的な品種が腐敗根を多発するような条件でも,腐敗根がほとんど発生しない品種が育成されており,品種による被害軽減対策も期待できる。

identifier:811448

identifier:ZZ20004478

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