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『法華文句』釈如来寿量品における品題釈の基礎的研究

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抄録

本論文では、智顗(538-597)説・灌頂(561-632)記『妙法蓮華経文句』(以下、『法華文句』)釈如来寿量品を取り上げ、そこに見られる解釈の特徴を明らかにする。『法華文句』に対する近代の研究では、その成立過程に対して多くの研究がなされているが、管見のかぎり、注釈そのものの特徴に対する研究は多いとはいえない。本論では『法華文句』が本門(法華経の後半部分)の正宗分の一部として重要視している、如来寿量品の「品題釈」に焦点を合わせて考察した。 「如来」の解釈において、『法華文句』が三身を出す依拠とした『大智度論』の文は、智顗の親撰としての確度が高い維摩経疏で引用されていることや、智顗の師である慧思も『法華経安楽行義』において引用していたことが判明した。『法華文句』における三身説は、上記の『大智度論』の文を吉蔵がどの注釈書にも引用していないことから、灌頂や後代の修治よりも前から存在した可能性を示唆している。

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