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子宮頸部細胞診で意義不明の異型扇平上皮細胞 (ASC-US) にHPV検査を施行した症例の臨床病理学的検討

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抄録

type:Article

【目的】ベセスダ式子宮頸部細胞診報告様式において、意義不明の異型肩平上皮細胞(atypical squamous cells, undetermined significance: ASC-US)は、ほとんどの標本に認められるあいまいな所見が軽度扇平上皮内病変を示唆するものとされる。今回、ASC-US後のhuman papillomavirus(HPV)検査施行例に対して臨床病理学的検討をおこなった。【方法】対象は2013年から2017年の5年間に当科でASC-USの結果後にHPV検査を施行した60症例である。【成績】60例の平均年齢は40.1歳で、追跡期間は平均27.6ヵ月、細胞診回数は平均5.1回、生検回数は平均1.6回であった。HPV検査陽性は36例、陰性は24例であった。初回生検結果はHPV陽性36例で良性が14例、cervical intraepitheilal neoplasia (CIN) 1が11例、CIN 2が4例、CIN 3が4例、生検未施行3例であり、HPV陰性24例は良性が8例、CIN 1が4例、CIN 2が1例、生検未施行が11例であった。継続管理中の生検や細胞診結果を考慮した臨床診断はHPV検査陽性36例で良性が21例、CIN 1が4例、CIN 2が3例、CIN 3が8例であり、陰性24例は全例良性であった。【結論】ASC-USでHPV検査陽性36例中22%にCIN 3を認めたことより陽性例では慎重な継続管理が重要と考えられた。HPV検査陰性例は臨床診断が全て良性であったため、細胞診受診間隔の延長や生検の省略の可能性について検討することが必要と考えた。

identifier:奈良県臨床細胞学会雑誌 第21号 p.1-7 (2020.12)

identifier:24347248

identifier:http://ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/handle/10564/3873

identifier:奈良県臨床細胞学会雑誌(21): 1-7

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