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翻刻・手錢記念館所蔵俳諧伝書(四)― 手錢記念館所蔵俳諧資料(八) ―

書誌事項

タイトル別名
  • Hoikai-Densyo-textbooks in Tezen Family Archives (4) reprint and introduction -A Study of Haikai Literature in Tezen Family Archives (8)

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抄録

本稿は、島根県出雲市大社町の手賤記念館に所蔵される俳諧資料の中から、『俳諧根本式』(写本一冊)を翻刻紹介するものである。手賤家は、貞享年間に大社に移り住んだ喜右衛門長光(寛文二年~寛延二年)を祖とする商家で、町役の大年寄を長く勤めた。歴代の当主は文芸にも関心を寄せ、和歌・漢詩・俳諧に熱心であった。本書には、序文や奥書がなく、成立や書写者、書写年次などは不明である。しかし、巻頭(第一丁裏)に、「冠李」の蔵書印が捺してあることから、おそらくは、冠李(享保四年~寛政八年、三代目当主季硯の弟)が、自ら書写して所蔵していたと推測されるものである。なお、本書と同じ罫線を摺った料紙を使用し、筆跡も共通する『俳諧十五篇』(手賤記念館蔵本)については、前号に翻刻を掲載した。本書は、たんに冠李に関わる資料というだけでなく、近世中期の大社でどのように俳諧が享受されていたのかを探るためにも重要な資料である。

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