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普通ソバにおける入為同質4倍体の育成ならびに諸特性について

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抄録

1 1976年に普通ソバ(Fagopyrum esculentum M)の在来系統(長野県片岡産)のコルヒチン処理によって誘起した人為同質4倍体の次代(C2)における細胞学的ならびに生理,形態的諸特性について観察を行った。2 コルヒチン濃度0.3%,15℃で48時間種子浸漬を行った結果,約40%の効率で同質4倍体を誘起した。3 同質4倍体のPMC第一分裂中期の染色体対合は約70%の細胞および90%以上の染色体においてII価染色体の対合が観察され,I価や多染色体の対合の頻度は少なかった。4 同質4倍体の外部形態を2倍体と比較した結果,明らかな巨大化を示し,とくに気孔の孔辺細胞や花粉粒は著るしく増大した。5 花粉稔性は4倍体に伴って低下したが,受粉あるいは結実率は2倍体と大差なく,また,4倍体の種実の大きさは2倍体の14~25%,粒重は約50%それぞれ増大した。6 普通ソバにおける人為同質4倍体の諸特性のうち,減数分裂におけるII価染色体の対合,種実の稔性あるいは種実の大型化など倍数体利用による多収性品種育成の可能性を示唆する結果を得た。

identifier:163896

identifier:ZZ00013929

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