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マダイにみられたPhilometra属の線虫について(1)

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  • 虫体の形態的特徴と種名

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抄録

天然産マダイの腹腔内から得られた大型線虫について,虫体の形態を観察し,既知種と比較し種名について検討した。成熟雌虫は,頭端,尾端を除けばほぼ同じ太さの円筒形で両端は鈍円を呈する。角皮は薄く,体表面は平滑で体長は185mm,体中は1.0mmである。食道は長さ1.1mm,巾0.13mmの筋肉性の同形同質の管状で,頭端から0.2mmのところに神経環が位置し,これよりやや後方背側に食道腺がみられる。腸はかなり巾広い単純な細長管で,尾端付近で内腔を失ない索状突起となって終る。肛門は認められない。子宮は体腔のほとんどを占める巾広い薄壁の盲嚢で,体腔内を前後に縦走する。前後の端に1個ずつの卵巣があり,前卵巣は3.0mm×0.12mm,後卵巣は2.4mm×0.12mmを算出する。頭部乳嘴突起は観察し得なかった。子宮内仔虫は糸状を呈し,体長380~490μ平均で441.3±25.4μ(n=20),食道は未発達の同質同形の筋肉性の管状で140~150μを算し,その末端は腸内に連続している。腸は120~140μで,体腔内を後方に向けて直走し,後腸を経て肛門に至る。肛門は尾端から体の1/3あたりに開口している。本種を本邦産の既知のPhilometra属の線虫と比較検討した結果,クロダイの鰾に寄生するP. spari Yamaguti,,1961ときわめて類似の線虫であることがわかった。

identifier:190756

identifier:ZZ20005650

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