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追熟中のキウイフルーツ(Actinidia deliciosa(A.Chev.)C.F.Liang et A.R.Ferguson,cv.Haywaed)のアミラーゼの精製ならびに性状について

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抄録

キウイフルーツからアミラーゼを抽出し,α-サイクロデキストリン・セファロース6Bカラムおよびクロマトフォーカシングにより精製を行い,アミラーゼⅠおよびアミラーゼⅡの2種類の精製酵素を得た。 (1)アミラーゼⅠおよびⅡの最適pHは7.0で,その活性はpH6.0~8.0で安定であった。最適温度はアミラーゼⅠおよびⅡは55℃であり,50℃で30分間まで安定であった。両酵素ともHg2+で阻害された。 (2)分子量はアミラーゼⅠは約43,000,アミラーゼⅡは約40,000であり,等電点はpH8.4およびpH8.0であった。 (3)可溶性澱粉に対する親和性はアミラーゼⅠはアミラーゼⅡより高く,低分子アミロースに対しては,アミラーゼⅠは全く作用しなかったが,アミラーゼⅡはこれを分解した。 (4)アミラーゼⅠは反応初期に特異的にマルトペンタオースを生成したのに対し,アミラーゼⅡは後マルトテトラオース,マルトトリオース,マルトースを生成した。また,アミラーゼⅠは生澱粉を分解したが,アミラーゼⅡはこれに全く作用しなかった。 アミラーゼⅠおよびⅡの澱粉に対する作用および分解生成物の様相から,キウイフルーツの追熟中における澱粉分解の大要は,初めにアミラーゼⅠが澱粉粒を分解し,その分解生成物にさらにアミラーゼⅡが作用し,オリゴ糖が生成するものと推察された。

identifier:621878

identifier:ZZ00016464

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