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暗期の飼育環境下におけるマコガレイ仔稚魚の摂取

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抄録

暗期の飼育環境下におけるマコガレイ仔稚魚が摂餌を開始する日齢とサイズを明らかにし、成長にともなう消化管内餌個体数の変化を調べて、明期の摂餌特性と比較した。マコガレイ遊泳期仔魚は25d、平均全長7.7mmまで暗期において摂餌しなかったが、31d、全長8.0mm以上の着底間もない仔稚魚は消化管内に餌生物を含み、摂餌が確認された。暗期に仔稚魚の摂餌が確認されたのは、マコガレイが最初と考えられる。暗期における仔稚魚の消化管内餌個体数は成長にともない増加したが、その数は明期より少なかった。暗期摂餌の特徴は、明期に比べて摂餌開始の時期が遅く、開始時の仔魚のサイズが大きいこと、消化管内の餌個体数が少なくそのばらつきが大きいこと、低い餌密度で摂餌数は極端に少ないことおよび摂餌速度が遅いことなどであった。これらのことは、マコガレイ仔稚魚は暗期に摂餌が可能であるが、その能力は明期より劣ることを示唆している。マコガレイの種苗生産においては暗期摂餌の特性を生かし、夜間にも給餌を行って摂餌時間を長くして成長を促進するなどの工夫が、効率的な生産を行うために必要である。今後は天然海域でも夜間に摂餌が行われているか否かその実態を解明し、その生態的意義を明らかにすることが重要である。

identifier:722782

identifier:ZZ00008678

収録刊行物

  • 水産増殖

    水産増殖 53 (4), 383-389, 2005-12

    水産増殖談話会

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