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飼養環境の違いが肥育牛の肉質に及ぼす影響(1)

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抄録

黒毛和種去勢牛を用いて、出荷まで屋内で飼育する区を対照区として、出荷まで屋外で飼育する区(1区)と20ヶ月齢まで屋外で飼育後、出荷まで屋内で飼育する区(2区)の3区を設定し、屋内、屋外の飼養環境の違いが肉質に及ぼす影響について検討した。1.1日あたり増体量(以下DG)は、1区0.76kg、2区0.80kg、対照区0.70kgであり、対照区で小さい傾向を示した。2.1日1頭あたりの濃厚飼料摂取量は、2区が8.5kgと多い傾向を示した。また、1kg増体に要したTDN量は、1区8.7kg、2区8.5kg、対照区9.1kgであり、対照区で大きな値を示した。3.枝肉成績は、1区:「A-4」1頭、「B-4」2頭、「B-3」1頭、2区:「A-4」2頭、「A-3」1頭、対照区:「A-4」2頭、「A-3」1頭、「A-2」1頭であり、対照区でやや劣る傾向にあった。また、1区で皮下脂肪が有意に厚かった。4.胸最長筋の理化学的分析の結果、pH、水分、脂肪含量および色調とも、区間による差は認められなかった。以上のことから、仕上げまで屋外で飼養しても肉質に差はなく、暑熱時の採食量や増体の低下を抑制できれば、簡易屋外施設を利用したより低コストな牛肉生産が可能であることが示唆された。

identifier:762336

identifier:ZZ00012934

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