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トラクラの修理費に関する研究

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  • 十勝地域の実態調査を中心として

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抄録

従来,トラクタの修理費の取扱いは,これを利用時間の変数とみなし変動費として計上するものと,これとは逆に固定費とみなして利用の多少と関係なく年一定額を計上する考え方とがあった。これらはいずれも,修理費を一元的なものとみなす点に問題があるものと考えられる。本稿では,修理体制と修理費の実態から,修理費を年平均利用時間と使用年数との関数関係としてとらえようとした。そのためにはトラクタの修理費の実績を多量に収集する必要があり,道内でもトラクタが早くから普及し,しかも普及密度の高い十勝地域を対象として約1,000台の事例を収集した。しかし,収集事例は使用年数5~6年以内のものが多く,8年以上のものがきわめて少ない。故障の発生は,古いトラクタほど多く,その60%前後が5~6月の農繁期に集中して作業推進上の障害になっている。このことは個人利用よりも共同利用において顕著である。修理費は,使用後の経過年数に比例して累増するが,同一年次の場合には年利用時間に比例して増大する。したがって,1時間当たり修理費は,年利用時間が多いトラクタほど割安になるという関係にある。また,利用年数の経過に対応して修理費が増大することから,標準修理費は一定の耐用期間中における年平均修理費として算定することが適切である。共同利用のトラクタの修理費は,年利用時間の同一な個人利用のそれに比較して1.7~1.9倍に達する。これは,トラクタの運行・管理体制の欠陥と相まってトラクタの性能に比較して対象面積が過大であるなど共同利用の組織体制上の問題,および運転者の低位な利用技術水準に起因するものである。

identifier:827587

identifier:ZZ00019913

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