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生体内卵子吸引-体外受精技術による妊娠牛からの胚生産

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抄録

type:論文

胚の生産効率を高めるために、OPU-IVF(生体経膣採卵・体外受精技術)を用い、これまであまり活用の知られていない妊娠期における胚生産を検討した。OPUは直腸検査で妊娠を確認してから、両卵巣保持が可能な間(これをOPU適用妊娠日齢として)にホルスタイン種未経産牛9頭、初産乾乳牛2頭、計11頭から延べ70回実施。OPU回数6.4±2.7回、最多回数9回で全頭に流産は無く、正常分娩に至った。OPU適用最終妊娠日齢は100.1±20.4日、推定卵胞数は5.7±3.8個、卵子回収数は4.3±3.2個、卵子回収率は72.9±13.4%と個体差が認められた。回収卵子総数291個中255個87.6%を体外培養に供し、媒精後に166個64.3%が分割、38個14.8%が胚盤期胚に発生した。野外の3牧場でOPU適用妊娠牛18頭(妊娠67.7±29.7日)の卵胞数を調査。3牧場別の卵胞数は2.7±2.1個、8.4±3.6個、18.5±4.7個と牧場間に有意な差が認められた。卵胞数の多かったI牧場は他の牧場に較べ産歴が高く、泌乳期で、粗濃比は50:50と濃厚飼料割合が高く、卵胞数の少なかったN牧場は未経産牛で、粗濃比は90:10と濃厚飼料割合が低い。卵胞数は遺伝的な個体差とともに、産歴、粗濃比および泌乳ステージなどの関連が示唆された。これらのことから、卵胞数や発生数に個体差はあるものの妊娠期での胚作出が可能である。

identifier:813477

identifier:ZZ20011324

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