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帰属性解析を用いたアユの由来判別による早期種苗放流効果の評価(2)

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抄録

type:論文

1. 付知川において、解禁直前の5月13日と解禁後約1カ月経過した6月14日に友釣りで漁獲したアユ及び6月14日に河川で死亡していたアユについて、マイクロサテライトDNAマーカーによる帰属性解析により漁獲魚の由来判別を行った。2. 5月13日に漁獲されたアユについては海産系人工種苗が7割以上を占めており、海産系人工種苗を早期に放流することで、湖産系人工種苗よりもサイズ的に優位になれば、高水温型と言われる海産系であっても、解禁当初の低水温期の友釣りでも優先的に漁獲されることが再確認された。3. 6月14日に漁獲されたアユについては、その半数以上が湖産系であるという結果になったが、これは海産系人工種苗が湖産系人工種苗に比べ、高い漁獲圧にさらされた結果、河川内の生息割合が湖産系人工種苗に偏ったことによる可能性が高い。4. 河川において冷水病で死亡していたアユの判別結果は、その半数以上が湖産系人工種苗となったが、同時期の漁獲魚に占める湖産系人工種苗の割合と等しく、系統間の冷水病に対する感受性の差によって生じたものとは認められなかった。5. 解禁後の漁獲割合の変動と冷水病死亡魚における種苗割合については、河川内のアユの生息割合に影響を受けていることが想定されるため、解禁後の漁獲動態の把握と冷水病によって死亡したアユの解析例を増やすこと、さらに漁獲魚の保菌状況について調査することが今後の課題である。

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identifier:ZZ20028619

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