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日本におけるサトウキビ収穫機とその利用技術

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  • 開発・導入の経緯と今後の展望

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抄録

type:総説

サトウキビは,沖縄県を含む南西諸島地域の基幹作物であり,北海道のテンサイと並んで我が国の甘味資源の自給に大きな役割を果たしている。その栽培における収穫労働は,全投下労働中もっとも大きな比重を占めかつ重労働である(池原,1975)。機械化の進展に伴い減少傾向にあるものの,沖縄県では全投下労働に占める収穫作業の割合は,2012年の調査で33.0%(沖縄県農林水産部,2014a)と依然として高い。2013/2014製糖年期の収穫作業機械化率が面積ベースで58.3%(沖縄県農林水産部,2014b)まで伸びてきている一方で,担い手の高齢化が進行する中,過酷な収穫作業を理由にサトウキビ作から撤退する農家はあとを絶たない。サトウキビ栽培の歴史の中で,収穫作業の省力化と軽労化は大きな課題であり続けている。収穫機の普及に伴って,人力による収穫とは異なる新たな問題や課題も発生している。重量10t以上の収穫機とその伴走車による土壌踏圧と沖縄特有の重粘土の力学的特性や収穫シーズンの降雨が相まって,南大東島では土壌が硬化する問題が発生した(泉ら,1987)。また,機械による収穫作業工程の中で枯葉や雑草,土塊,石礫等の製糖原料とはなり得ない夾雑物(トラッシュ)が混入する問題や,ほ場内での刈り残しや漏下など収穫ロスも避けられず,機械収穫作業中に発生する株の引き抜きや損傷により次期株出栽培で欠株となる問題も考えられる。さらに,機械収穫において,原料は機械的な損傷などにより手刈原料に比べて品質の経時変化を生じやすい状態となり(泉ら,1991),工場での製糖工程に悪影響を及ぼす。本稿では,まず収穫作業における機械化技術についてその経緯を振り返るとともに,新たに発生した問題点の解決策などその利用技術について,いくつかの私見を交えながら,今後の展望について述べる。

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identifier:ZZ20035510

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