CiNii Researchの本公開について

現代資本主義における「経済の金融化」─政府の政策の観点を中心として─

抄録

本稿では,カール・マルクス(Karl Marx, 1818-1883)『資本論』(Das Kapital, 1867-94)で展開されている「利潤率の傾向的低下法則」を念頭におきながら,現代資本主義における「経済の金融化」の動向を「実体経済の制限性」との関連で考察していく。なぜなら,前原(2019)で考察したように,「経済の金融化」は,「利潤率の傾向的低下法則」によって示される「実体経済の制限性」を結果として回避するように展開されている,と考えるからである。「経済の金融化」は,政府,金融機関,企業(非金融機関),株主・投資家,家計の行動が互いに絡まり合いながら生じており,「経済の金融化」について つの側面からのみで論じることは難しい。しかしながら,本稿では,「経済の金融化」の考察としては一部ではあるが,政府の政策の観点から「経済の金融化」を考察する。研究対象は,1970〜2016年までの日本であり,アメリカとの比較を通して,歴史的に政府のどのような法改正,金融政策が「経済の金融化」を促進していくのかを考察していく。

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詳細情報

  • CRID
    1050566774917443072
  • ISSN
    0285-9718
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1648/00012413/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
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