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寒地における畑作物の前後作特性に関する研究(1)

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  • 前作物の相違がダイズの生育,収量に及ぼす影響

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抄録

寒地における合理的輪作体系確立上の資とするため,主要畑作物の栽培跡地にダイズを栽培し,前作物の相違とダイズの生育,収量について検討した。試験は北海道河西郡芽室町の乾性火山灰土壌の圃場において,1978~1979年にわたり実施した。1. 第1年においては,1974~1977年にわたりエンバク,トウモロコシを均一栽培した圃場にダイズ・キタムスメ(ダイズシストセンチュウ抵抗性無し),ダイズ・トヨスズ(同抵抗性有り),アズキ(ハヤテショウズ),サイトウ(大正金時),春播コムギ(ハルミノリ),トウモロコシ(ヘイゲンワセ),バレイショ(農林1号)の8作物(品種)を作付けた。これらの作物は稀にみる高温,多照の気象条件下にあって,極めて良好な生育を示した。各作物の10a当たり収量は次のようであった。ダイズ・キタムスメ; 353kg,ダイズ・トヨスズ; 389kg,アズキ; 323kg,サイトウ; 197kg,春播コムギ; 237kg,トウモロコシ(子実); 752kg,バレイショ; 5,276kg,テンサイ; 4,591kg。なお,これらの残渣は秋にプラウですき込んだ。2. 第2年にダイズ・キタムスメを標準栽培法によって同一条件で栽培した。ダイズ・キタムスメおよびアズキ跡で著しいダイズシストセンチュウの被害が発生した。しかし,ダイズ・トヨスズ跡では根部に少数のシストが着生していたほか外観上の徴候は認められなかった。また,テンサイ跡で6月下旬~7月上旬より生育抑制現象が認められ,この現象は生育後期まで続いた。3. LAIおよび地上部全乾物重は供試区中バレイショ跡が最も勝り,テンサイ跡で最も劣った。収量はバレイショ跡が最も勝り(10a当たり297kg,以下これとの対比),トウモロコシ跡(97),ダイズ・トヨスズ跡(94),テンサイ跡(93),春播コムギ跡(91),アズキ跡(91),キタムスメ跡(90),サイトウ跡(88)の順であった。なお,減収の要因は,テンサイ跡では主として100粒重の減少,その他の区では主として着莢数と100粒重の減少によるものと認められた。

identifier:231261

identifier:ZZ00015168

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