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青森県のりんご輸出振興の取組みと今後の展開

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抄録

type:論文

本県産りんごの輸出の始まりは、明治27年の清国向けとも32年のウラジオストック向けともいわれるが、本県人が最初に輸出したことが明らかなのは、明治32年のようである(「青森県りんご発達史(第5巻)」. 内務省勧業寮などが明治の初めに導入した西洋りんごは、当時、函館や横浜の居留欧米人が主な消費者となっていたようで、そうした国内販売の延長線上として、西洋りんごを常食する海外への輸出が志向されたのではないかと思われる. さらには、生産量が拡大していったことに伴い国内需要を超える供給があったことも、輸出を後押しした要因のひとつと見られる. このように、りんごの輸出には、110年以上の歴史があり、りんごが日本に定着し始めた当時から、輸出を目指さざるを得ない必然性を秘めていたのではないかと考えられる. また、供給が過剰となったりんごを海外に輸出し、国内市場の安定化を狙ったことは、現在のりんご輸出にも通ずる面があり、輸出は、今も昔も販売戦略上、重要な位置づけとなっている. 現在でも、りんご輸出には、国内市場から一定量を隔離できる需給調整機能が期待されており、これまで、加工向けが担ってきたその機能が、平成2年の果汁輸出自由化によって低減した反面、輸出がその機能を果たすようになってきている. 本県からは、ここ4年間、約2万tのりんごが輸出されていると見られ、この輸出量は北海道への出荷量を上回り、中国・四国や九州・沖縄向けの約7割に相当することから、海外市場は、極めて重要な販売先に位置づけられている.(表1) ここでは、これまでの輸出促進の取組みやりんご輸出の現状と課題、そして今後の展望を述べてみたい.

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