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DNA解析技術を活用した効率的肥育技術の開発(3)

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抄録

type:論文

脂肪交雑遺伝子座BMS-1のハプロタイプの保有状況が異なる黒毛和種去勢牛(二代祖までの種雄牛が共通で枝肉重量遺伝子座CW-1は全頭ホモで保有)を同一の飼養管理技術および環境下で肥育した。その結果,BMS-1をホモ(QQ区)で保有する牛は,ヘテロ(Q区)や非保有(qq区)の牛より枝肉の脂肪交雑(BMS),枝肉歩留,皮下脂肪の厚さとその脂肪融点およびモノ不飽和脂肪酸やオレイン酸含量に優れるが,肉色や光沢およびきめはやや劣る傾向が示された。また,体重や増体および発育等に差が見られた。枝肉重量遣伝子座CW-1は全頭ホモであったが,枝肉重量遺伝子座CW-2のハプロタイプは,ヘテロ(CW-2/Q区)と非保有(CW-2/qq区)の2種類が存在していたことから,前報と同様にCW-1とCW-2の相乗効果による影響ではないかと推測された。さらに,CW-1をホモで保有する牛のうちCW-2をヘテロで保有する牛は,CW-2を非保有の牛と比べ,肥育前期は飼料摂取量が多く,増体1kg当たりの飼料(乾物)要求量は低いが増体に優れ,肥育後期は逆に飼料要求量が高く,増体が小さくなり,脂肪交雑遺伝子座BMS-1等の保有がないと脂肪中のモノ不飽和脂肪酸やオレイン酸含最が低く,脂肪融点も高くなる傾向も示された。これらのことから,枝肉重量遺伝子座CW-1やCW-2の優良タイプの組み合わせにより肥育期間中の発育パターンが異なり,さらに脂肪交雑遺伝子の保有の違いにより肉質に差が生じることから,それらを考慮した適切な飼養管理を行う必要があることが示唆された。

identifier:831461

identifier:ZZ20032932

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