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アカザラガイChlamys farreri nipponensis KURODAの増殖に関する研究(1)

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タイトル別名
  • 養蠣場のアカザラ稚貝について

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抄録

type:論文

アカザラ稚貝はカキ養殖施設の他に湾内の岩礁・砂礫等に大量に附着するが、第1年度の調査として、カキ養殖施設という人工的な附着場を通してみたアカザラ稚貝の附着・成長・移動について、宮城県牡鹿半島の荻浜湾を中心に調査を行った。又今まで顧みられなかったカキ養殖施設に附着したアカザラ稚貝を採集し、増殖を計る一方法として、垂下養殖試験を松島湾桂島地先を中心に行った。附着稚貝の出現は7・8月を盛期とする。初期の附着は表層に多いが、その後下層への移動が活発に行われる。特に表層の種ガキ採苗器に大量に附着した稚貝は、その刺激を受け易い環境と、床上作業によって脱落し、調査用採苗器・身ガキ養殖連の中層以下に移動する傾向がある。成長は下層に行くにつれて増加する傾向がある。又、アカザラ稚貝の附着・移動は附着生物の種類、採苗器の種類によって異なる。カキ養殖施設に附着したアカザラ稚貝は、その生活史がカキの養殖過程によって決定づけられている。即ち7・8月種ガキ採苗器・身ガキ養殖連に附着した稚貝は、9月の床上作業、2月の輸出作業、12~2月の剥身作業によって海中へ移動或は陸上で死亡する。成長は附着対象物の置かれた条件によって差を生ずる。垂下養殖の為の種苗としてこの稚貝を採集、主に種ガキ採苗期の床上期及び身ガキ養殖連の処理期に採集し、蓄養後垂下する方法が現在では最も効果的である。松島湾における垂下養殖の結果から1年~1年半でmarket sizeになる見通しである。尚、垂下の方法、カニの食害防除、養殖適地について検討しなければならない。

identifier:843918

identifier:ZZ20004301

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