CiNii Researchの本公開について

林床面蒸発の季節変動特性とその要因

書誌事項

タイトル別名
  • 日本とカンボジアの森林における事例から

この論文をさがす

抄録

type:論文

カンボジア国の乾燥常緑林,乾燥落葉林と,日本の落葉広葉樹林,常緑・落葉広葉樹混交林の林床面蒸発量を,観測された林床面日射量などを用いてモデル計算した。その結果,年間降水量に占める年間林床面蒸発量の割合は,乾燥落葉林で約25%と大きかったが,他の3林分では約7~9%であった。乾燥落葉林で割合が高かったのは,林冠が閉鎖していないためである。全ての林分において,林床面日射量の影響が大きかった。土壌水分量の影響は,乾燥落葉林では特に顕著であった。カンボジアの森林における林床面蒸発量の季節特性をもたらす要因は,土壌水分量の季節変動特性であると考えられた。一方,日本の落葉広葉樹林と常緑・落葉広葉樹混交林の季節特性をもたらす要因は,1~4月には落葉樹の落葉による林床面日射量の着実な増加であると考えられた。そのため,日本の常緑林における林床面蒸発量には明確な季節変化が生じない可能性のあることが推察される。

identifier:920610

identifier:ZZ00015507

収録刊行物

  • 水利科学

    水利科学 358 1-21, 2017-12

    水利科学研究所

被引用文献 (0)

もっと見る

参考文献 (0)

もっと見る

関連論文

もっと見る

関連研究データ

もっと見る

関連図書・雑誌

もっと見る

関連博士論文

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

関連その他成果物

もっと見る

詳細情報

ページトップへ