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モノグラフ高校生 高校生にとっての土曜日―「完全学校週5日制」のもたらしたもの―,2002

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公開日
2008-02-05

抄録

2002年4月から,「完全学校週5日制」となった。特に高校の場合,私立校が土曜日も授業をしていることが多い中,公立校の生徒は,休日となった土曜日をどう活用しているのか。 「ゆとり教育」の実現を期して「学校5日制」が実施されて,ほぼ1年になる。「学校5日制」の導入は,学校教育のスリム化であるとともに,これまでの日本の教育がとってきた知識優先の詰め込み形の学校教育の転回点をなすともいえる。  とはいえこうした「ゆとり教育」と「学校5日制」をめぐっては,教育に携わる識者の「学力低下」批判や保護者らの不安の声に代表されるように,制度導入のねらいと学校や家庭,地域社会の現実の態様,また高校生のゆとりの時間の捉え方との間にはかなりの落差がうかがえるのではないだろうか。そこで,「学校5日制」実施の半年後の高校生の実態と,実施による高校生の意識の変化を探る中から,「学校5日制」によって生み出された高校生の余暇時間を検討する。  まず,増えた余暇時間を高校生はどのように受け止めたか。また,学校現場は「学校5日制」に対して,どのような対応を考えたか。また,高校生にとって,増えた自分の時間(私的領域)をどのように捉え,放課後や休日の居場所をどこに求めたか。つまり,「学校5日制」実施によってもたらされた高校生の「ゆとり」と余暇利用の調査の分析から,学校から離れた高校生の私的な時間・空間の意味と学校教育への新たな関係意識の変化を明らかにする。

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