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ポピュラー・カルチャーにおける「継承」の過剰と脱歴史化

書誌事項

タイトル別名
  • Reproduction of “memories on war” and The Indifference of History in Postwar Japan’s Popular Culture: The Invention of Tokkō Memorial Sites in Chiran and Its Politics
  • ―知覧に映る記憶のポリティクス―

抄録

<p>本稿では、ポピュラー・カルチャーにおける「戦争の記憶」の「継承」と「断絶」のポリティクスを捉え返すべく、「特攻の町・知覧」が戦跡観光地として成立するプロセスについて、検討する。かつて陸軍特攻基地があった知覧は、交通アクセスの悪さにもかかわらず、特攻隊員の「思い」への感情移入を促す場として、近年ますます多くの観光客を集めている。</p><p>だが、知覧は戦後の初期から「特攻の町」であったわけではない。さらに言えば、特攻体験は知覧住民の戦争体験ではない。特攻出撃したのは、全国各地から集められた陸軍パイロットであって、知覧の住民ではない。にもかかわらず、なぜそれが「知覧の記憶」として位置づけられ、多くの来訪者の感涙を誘うに至ったのか。</p><p>こうした事例を考察することは、観光や映画を含む近年のポピュラー文化における「継承」のポリティクスを捉え返すことにもつながるだろう。本稿は「特攻の町・知覧」が創られていくプロセスを概観しながら、「継承」の語りが何を覆い隠してきたのかについて、検討する。そのうえで、これらの力学が戦後ポピュラー・カルチャーのいかなる変容を象徴するものなのかを考察する。</p>

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