シードフリー環境適合型クリーンMHD発電の実用化に向けた基盤構築
研究課題情報
- 体系的番号
- JP15H02346 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 15H02346
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 理工系 > 工学 > 総合工学 > エネルギー学
- 研究機関
-
- 東京工業大学
- 研究期間 (年度)
- 2015-04-01 〜 2020-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 42,120,000 円 (直接経費: 32,400,000 円 間接経費: 9,720,000 円)
研究概要
本研究では,MHD(電磁流体力学)発電において,これまで煩雑ながらも不可避とされてきた「シード」(金属蒸気の微量添加)のフリー化という既成概念を大きく転換するブレークスルーを世界に先駆けて実証した。この成果から「シードフリー環境適合型クリーンMHD発電」の実用化に向けて多くの有益な指針を得るとともに,今後解決すべき課題を明確に抽出し,高性能化実証を目指す将来研究への発展に資する基盤を確立し,所期の目的を達成した。
地球温暖化対策のみならず,我が国のエネルギー安全保障の観点から,より一層環境に適合する高効率な発電システムの構築が求められている。本研究では,多様な熱源に適応できる高効率クローズドサイクルMHD発電の実用化を目指し,従来の研究では煩雑ながらも不可避とされてきた「シード」(金属蒸気の微量添加)のフリー化という画期的なブレークスルーを達成し,独創的な学術的意義を提示するとともに,実用化に向けての着実な礎を築いた。