間質由来エクソソームの加齢性変化が関与するがん間質の新規発生機序の解明
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- 梅津 知宏
- 研究代表者
- 東京医科大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP15K06841
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 15K06841
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 生物系 > 総合生物 > 腫瘍学 > 腫瘍生物学
- 研究機関
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- 東京医科大学
- 研究期間 (年度)
- 2015-04-01 〜 2018-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,810,000 円 (直接経費: 3,700,000 円 間接経費: 1,110,000 円)
研究概要
本研究では、正常な間質細胞とがん間質が産生するエクソソームを比較し、腫瘍発生を抑制する正常間質由来エクソソーム含有miRNAを同定し、新規のエクソソーム治療法への応用を目指した。その結果、加齢に伴ってエクソソームに内包されるmiRNAのプロファイリングが異なることを見出した。また、若年者骨髄間質細胞が放出するエクソソームに腫瘍血管新生を抑制する効果があること、さらに、この若年者骨髄間質細胞由来エクソソームに特異的に内包されているmiR-340を高齢者骨髄間質細胞由来エクソソームに直接導入して作成した「改変エクソソーム」でも同様の抗腫瘍血管新生能を示すことも明らかにした。