国際標準情報圧縮法と下位互換性を有する符号化画像の誤り訂正法
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- 貴家 仁志
- 研究代表者
- 首都大学東京
研究課題情報
- 体系的番号
- JP16500066 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 16500066
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 総合・新領域系 > 総合領域 > 情報学 > メディア情報学・データベース
- 研究機関
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- 首都大学東京
- 研究期間 (年度)
- 2004 〜 2006
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 3,700,000 円 (直接経費: 3,700,000 円)
研究概要
信頼性のない通信路上において送受信される画像および映像の品質を向上させる,JPEG2000規格と互換性を持つ,効率的な誤り訂正法を提案した.JPEG2000とは画像圧縮のための国際標準規格に準拠する画像圧縮法の一つである. 提案法は以下の機能を有する. 1.JPEG2000符号化画像のビットエラー訂正機能.(コードストリームのレイヤ構造,情報埋め込み技術,FEC(前方誤り訂正)コードを活用.) 2.JPEG2000符号化画像のパケット損失修復機能.(パケットレベルFEC,インターリーブ,およびJPEG2000エラー耐性ツールを効率的に活用.) 3.JPEG2000符号化画像のコードブロックに基づく隠蔽機能.(オリジナル画像の複数のサブサンプルバージョンから構成される1つのJPEG2000コードストリームを生成.) 提案法は,画質を改善し,JPEG2000標準デコーダとの下位互換性を有する. 下位互換性とは国際標準方式で考慮されていないデータ誤り対策を施した場合にも,国際標準に準拠した汎用の復号器によって符号化画像の伸長を可能にすることをいう.