ASTRO-H衛星で探る高温ガスのダイナミクスと銀河からのフィードバック
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- 松下 恭子
- 研究代表者
- 東京理科大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP16K05300 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 16K05300
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 理工系 > 数物系科学 > 天文学 > 天文学
- 研究機関
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- 東京理科大学
- 研究期間 (年度)
- 2016-04-01 〜 2020-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,550,000 円 (直接経費: 3,500,000 円 間接経費: 1,050,000 円)
研究概要
「ひとみ」衛星により試験観測されたペルセウス座銀河団のデータの解析を行った。 ペルセウス座銀河団は全天で最も明るい銀河団であり、銀河からのフィードバックを研究するためには最適の天体の一つである。ペルセウス座銀河団中心領域の高温ガスの速度構造や温度、重元素組成比などを調べた。 「すざく」衛星は、バックグラウンドが低く、銀河団外縁部の高温ガスのような低輝度な放射を検出することができる。銀河団外縁部までの銀河団ガスの温度、密度、鉄の組成比の測定を行い、銀河団ガスのエントロピー、圧力、や銀河団ガスの密度むらの評価を行った。重元素の総量を求めることにより銀河団銀河での星の初期質量関数の議論を行った。
銀河団は宇宙最大の自己重力系であり、暗黒物質の重力で銀河や数千万度の高温ガスを閉じ込めており、バリオンの実験室とも言われる。銀河団銀河は我々の天の川銀河とは異なり楕円銀河が多く、我々の太陽近傍とは異なった進化を辿ってきたように見える。恒星の集団である銀河は我々の天の川銀河のような渦巻銀河と楕円体の楕円銀河が主である。銀河団を観測することにより、2種の銀河における進化の違いを調べることができる。