機械可読時代における文字科学の創成と応用展開
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17H06100
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17H06100
- 研究種目
- 基盤研究(S)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 総合系 > 情報学 > 計算基盤 > マルチメディア・データベース
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2017-05-31 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 150,800,000 円 (直接経費: 116,000,000 円 間接経費: 34,800,000 円)
研究概要
本提案「文字科学」では、文字が持つ「周囲の明確化(ラベル)」「知識・意味伝達機能(メッセージ)」、「雰囲気伝達(デザイン)」、「可読性維持(通信符号)」という4機能について、各機能の原理解明を目指した基礎研究、ならびにそれらの応用展開を目指した工学的研究を、それぞれ多角的に行った。いずれも最新の機械学習を用いたデータ駆動型アプローチで取り組み、客観的かつ再現可能な形で定量的および定性的結果を得た。
「文字」は我々人類が数千年来に渡って使い続けてきた重要なコミュニケーションメディアである。この文字に関する従来の工学・情報学的興味の大部分は文字認識であった。本課題では、その従来の枠を越え、より本質的な「文字とは何か」そして「どのように使われるのか」という学術的問いを立て、それらに様々な視点から答えることに成功した。さらに学術的研究の成果をフォントデザインなどに応用し、一部は企業による実用化も図られた。