天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明

研究課題情報

体系的番号
JP17H06117
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)
研究課題/領域番号
17H06117
研究種目
基盤研究(S)
配分区分
  • 補助金
審査区分/研究分野
  • 人文社会系 > 人文学 > 史学 > 日本史
研究機関
  • 東京大学
研究期間 (年度)
2017-05-31 〜 2022-03-31
研究課題ステータス
完了
配分額*注記
204,100,000 円 (直接経費: 157,000,000 円 間接経費: 47,100,000 円)

研究概要

①禁裏・公家文庫収蔵史料を史料編纂所HPから約66万件、陽明文庫HPから約8千件、Web公開した。②東山御文庫本約5万件、書陵部所蔵「中井家文書」約4万件の画像を蒐集し、宮殿造営研究の成果を国際研究集会で発表した。③禁裏本の全容を示す目録等を収載した『禁裏・公家文庫研究』や報告書を刊行し、日本目録学の体系と総体の提示の一端を示した。④三条西家本除目書や『弁官補任』改訂版など新史料集を刊行し、古典学の公開講座を実施し、日本目録学を英語圏・ロシア語圏に発信した。

①画像のWeb公開はコロナ禍による制限の中、古典学研究継続に大いに貢献した(25ヶ月の閲覧数約33万件)。②国際研究集会で平安宮内裏・里内裏や近世御所に関して、文理融合型の画期的な研究を行った。③東山御文庫本・御所本・高松宮家本の目録公開は禁裏本全容の復原に繋がり、近世の「知」の体系の一端として一条家の学問や文庫の解明をした。④多数の新史料の翻刻の他、徳仁親王(当時)も報告された陽明文庫設立80周年記念研究集会、陽明文庫講座等の開催、図録・講演集の刊行で成果を社会に還元出来た。

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