太陽系天体における水-氷相互作用
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17H06456
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17H06456
- 研究種目
- 新学術領域研究(研究領域提案型)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 理工系
- 研究機関
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- 東京工業大学
- 研究期間 (年度)
- 2017-06-30 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 221,260,000 円 (直接経費: 170,200,000 円 間接経費: 51,060,000 円)
研究概要
惑星では太陽光に駆動された化学反応が起き、表面酸化が生じる。火星はこのような酸化を経験し、酸化鉄に覆われたといわれる。氷衛星では、酸化剤が氷地殻に取り込まれ地質活動に影響を与える。本研究では、火星はなぜ赤いのかと氷天体テクトニクスはなぜ多様性かという問いに取り組んだ。前者は、火星気候変動が駆動力となり、寒冷期の酸化剤の蓄積と温暖期の解放が酸化の鍵だとがわかった。後者は、氷に対する不純物の供給が、テクトニクスの二分性を引き起こすことがわかった。特に、内部海に対して上面から不純物が供給される場合は、表面更新が活発になり、内部海の下面から不純物が供給される場合、表面更新が乏しくなることがわかった。
本研究では、量子物理化学、高圧科学、惑星科学を専門とする研究者が分野を超えて集結し、最先端の手法やアイディアを火星や氷衛星という対象に効果的に導入することが特色であり、新しい研究領域を拓くものである。これにより、これまで困難であった表層の水や氷に関連する物理化学過程をモデル化することができる。また、化学過程と物理過程を一つの枠組みで発展させることも独創的な点である。これによって、反応と循環の相互作用を扱うことが可能になり、水環境の多様性や時間進化がいかに制御されるのか、そのフィードバック全体像を理解することができる。
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040000781959775104
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN
- IRDB