ボンディング障害の全容解明を目指した周産期総合的アプローチ
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- 末次 美子
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP17K12294
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 17K12294
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 生物系 > 医歯薬学 > 看護学 > 生涯発達看護学
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2017-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
本研究の目的は、母親の子どもに対する情緒的反応であるボンディングの分類を行い、ボンディング障害の関連要因を明らかにすること、及びボンディング障害をスクリーニングするために質問紙のカットオフ値の検証を行うことである。妊娠中期の妊婦をリクルートし、妊娠中期および産後1か月時に面接法と質問紙法を用いた調査を実施した。母親のボンディング障害の分類と関連要因を明らかにし、また面接法と質問紙法の併用により、ボンディング障害をスクリーニングするための質問紙のカットオフ値の検証を行った。本研究の成果により、ボンディング障害のリスクのある母親をスクリーニングし、出産後の母親への支援について重要な示唆が得られた。
質問紙と面接法によって得たデータから、対象の母親の赤ちゃんへの情緒的な反応であるボンディングの分類を行うことができた。面接法を行いたボンディングの分類をもとに、情緒的反応の障害をスクリーニングするための質問紙のカットオフ値の検討を行った。産後4日目時点、産後1か月時点での質問紙のカットオフ値を陽性的中率・陰性的中率、偽陰性・擬陽性の視点から検証を行った。本研究成果により、ボンディング障害のリスクのある母親を同定し、適切な産後のメンタルヘルスケアにつなげるための示唆を得ることができた。今後は様々な対象者において質問紙のカットオフ値の検証を行うことが課題である。