東アジア域のPM2.5汚染レジームの経年変化の総合解析
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18H03359
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18H03359
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 小区分63010:環境動態解析関連
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 17,290,000 円 (直接経費: 13,300,000 円 間接経費: 3,990,000 円)
研究概要
2012年から2021年にかけての、中国の排出量変化に伴って生じたエアロゾル化学成分の組成の変化についてまとめた。(1)中国の環境改善による影響を定量的に評価し化学輸送モデルを用いた発生源・受容体解析により、風下地域のPM2.5濃度を改善することを明らかにした。しかし、SO2とNOxの削減率の差は、アンモニア-硝酸-硫酸-水系の化学的不均衡により、硝酸塩の発生が多くなることになった。西日本の清浄な離島での観測と数値モデリングにより、PM2.5の中の主要成分が硫酸塩から硝酸塩に変化しつつある(パラダイムシフト)が確認された。COVID-19の蔓延にともなうロックダウンの効果も検討に加えた。
2012年から2021年にかけての、中国の排出量変化に伴って生じたエアロゾル化学成分の組成の変化についてまとめた。さらにCOVID-19の蔓延にともなう大規模なロックダウンの効果を観測データ解析と化学輸送モデルによる解析から明らかにした。排出量の変化によるアンモニア-硝酸-硫酸-水系の化学的不均衡により、硝酸塩の発生が多くなることになった。西日本の清浄な離島での観測と数値モデリングにより、PM2.5の中の主要成分が硫酸塩から硝酸塩に変化しつつある(パラダイムシフト)が確認され、これらの結果をUno et al. (2020, Scientific Reports)に発表した。
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1040000781993795712
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- KAKEN