テキストからわかる価値観を対象にした内容分析とその半自動化手法に関する総合的研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18H03495
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18H03495
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 15,600,000 円 (直接経費: 12,000,000 円 間接経費: 3,600,000 円)
研究概要
原子力発電所事故関連の新聞記事の社説に表れる人の価値観の内容分析を対象に、これを半自動化するため、内容分析を3ステージに分け、それぞれに分類器を用いるアプローチを提案した。内容分析に必要な分類器を学習するためには人手によるコーディング結果を用いるが、この質を効率的に向上させる手法と、分類器の学習に効果的な学習用データの選択手法を開発した。最後に、新たな価値観カテゴリの発見を支援するための方法を検討した。
質的な研究手法である内容分析に対して、内容分析の質を極力落とさずに、できるだけ自動的な手法を取り入れ、人の労力を減らすためのアプローチ、手法の開発・提案に取り組んだ。主に、内容分析を3ステージに分け、それぞれに分類器を用いる半自動化の方法の提案、分類器に必要な質の高いデータを効率的に構築する手法、分類器が効率的に学習するための学習用データの選択手法等を開発することで、内容分析の効率化に貢献したといえる。