焦点化現象に基づく談話インターフェイス統語構造の実証的研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18K00654
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18K00654
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分02080:英語学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
本研究は、言語における焦点化の統語的メカニズムとそれが関係している様々な文法現象を最新の生成文法理論(カートグラフィ、フェイズ、ラベリング)の枠組みで考察した。そして、焦点化がフェイズの周辺領域とどのようにかかわるのかを詳細に探究し、焦点化に関わる構造の精緻化とメカニズムを実証的に分析して、現象の解明と文法理論構築に寄与した。また、焦点化の働きの違いから、否定の作用域等の日英語の言語間の違いが導出できることを示した。
本研究は、人間言語の本質を探究する生成文法の節周辺部の構造の精緻化を行うカートグラフィ研究と、ミニマリストプログラムのフェイズならびにラベリング分析に照らして、様々な焦点化現象にどのような機能範疇がどのように関与するのかを明らかにした。また、焦点化とは関係がないように思われる現象の背後にも焦点化が関与していることを示し、日英語間の違い、ならびに言語の理論的研究のおもしろさと奥深さを示し、文法理論構築に寄与した。