認知症ワーキングケアラーのエンパワメントを高める教育支援プログラムの開発と検証
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18K10563
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18K10563
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
- 研究機関
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- 福岡大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)
研究概要
本研究は、認知症ワーキングケアラーのエンパワメントを高める教育支援プログラムを構築することを目的に、認知症の人を介護する働き盛り世代家族介護者の学習課題と介護未経験者の学習課題の特徴を明らかにした。家族介護者18名から抽出された4つのカテゴリーと20のサブカテゴリーの学習課題から介護者の準備不足が明らかになり、介護開始前の学習支援確立の必要性が見いだされた。また、介護未経験者115名の学習課題に対する意識・行動に関する調査から、年齢や性別、役割による学習課題の特性とニーズを明らかにし、介護開始前の働き盛り世代を対象とした学習支援モデルを構築した。
わが国の介護離職者数は年間10万人にも及び、特に認知症介護との両立は極めて困難なことが指摘されている。本研究は、認知症の人を介護する働き盛り世代家族介護者の学習課題を抽出し、介護の準備不足と介護者のメンタルヘルス不調が離職に繋がりやすい実態を明らかにした。さらに、働き盛り世代介護未経験者の学習課題の特徴を明らかにした。本研究は、社会的損失の大きい介護離職の解決に向け、当事者から得られたデータに基づいて、家族介護者のエンパワメントに向けた支援確立の必要性を見出すことができたと考える。
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040000782001994368
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN