動植物を投影対象とし形状と動きを考慮したプロジェクションマッピングの作成支援研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18K11956
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18K11956
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
-
- 小区分90010:デザイン学関連
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,420,000 円 (直接経費: 3,400,000 円 間接経費: 1,020,000 円)
研究概要
プロジェクトの前半の研究では、小規模な植物に関してDPMの自動生成が可能となった。また、体験者が触れるなどのインタラクションにも可能なシステムを開発した。中盤では、より対象を広げるため、蚕やハリネズミなどをプロジェクタの投影対象とした研究を行い、これらへの自動的PM生成システムを開発した。後半はさらに、中規模以上の投影対象に発展するため、計算速度の向上、および、追跡手法の頑健性を高める手法を開発した。また、実験によって速度・追跡の頑健性ともに向上していることを明らかにした。この手法では50枚程度の対象を実時間レートで追跡することが可能である。
この研究によって、今までに映像や想像の中でしか容易には実現しなかった、動植物の演出が可能となり、教育・広告・観光などへの応用によって大きな創造性が期待される。例えば、動的プロジェクションマッピングによる動植物への投影作品をその場で体験できるようになるためイルミネーションのような観光産業に役立てたり、直接内部情報をプロジェクションするなどの教育コンテンツの可能性がある。