野外での昆虫体内におけるRI動態可視化システムの開発
研究課題情報
- 体系的番号
- JP18K19855
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 18K19855
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分63:環境解析評価およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2018-06-29 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 6,240,000 円 (直接経費: 4,800,000 円 間接経費: 1,440,000 円)
研究概要
自然界に生息する微小昆虫が放射性同位元素(Radioisotope:RI)の付着した物質を食することでRIを体内に取り入れた場合、それらのRIが体内でどのような動きをするのかを、昆虫を殺傷せずにリアルタイムでそれらの動態を観察できる携帯可能なシステムを、市販のカメラ、PC、特注のシンチレータ、コリメータなどの組み合わせを駆使することで安価に構築することを目標として研究した。様々な試みを行い、福島第一原子力発電所の事故後現在も残留しているCs-137のγ(ガンマ)線の検知にターゲットを絞り、モデル生物カイコ幼虫を用いたモバイルガンマカメラの基礎研究を実施し、今後の開発における問題点を絞り込んだ。
福島第一原子力発電所の事故から約10年以上が経過した現在、環境中には物理的半減期が約30年で、核分裂反応によって生成される人工放射線核種の137Cs(セシウム137)が残留しており、動植物中の体内に残っている、あるいは生物濃縮により溜まっている組織、臓器を持っている生物が存在するかもしれない。137Csによる環境や生物に与える影響を評価するために、生物体内に存在する137Cs(放出される主な放射線としてはγ線)の存在有無や体内での動態を検知するための持ち運び可能なモバイルガンマカメラは有効な手段となり得る。
キーワード
- カイコ5齢幼虫
- 137Cs(セシウム137)
- γ(ガンマ)線
- モバイルガンマカメラ
- PHITS
- コリメータ
- シンチレータGAGG
- イメージングインテンシファイア(I.I.)
- 放射性同位元素(Radioisotope:RI)
- カイコ幼虫
- モンテカルロ計算コード
- MAPMT
- 分解能
- 性能評価
- 平行多孔コリメータ
- カイコ5齢幼虫
- 撮像
- リアルタイムイメージング
- ガンマカメラ
- シンチレータ
- セシウム(Cs-137)
- ラジオアイソトープ
- カイコ(Bombyx mori)
- クワコ(Bombyx mandarina)
- チェレンコフ光
- ガンマ線
- イメージング
- デジタルカメラ
- 放射性同位元素
- 動態
- 可視化
- リアルタイム
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040000782006390016
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN