ジオミメティクスを活用した放射性核種の長期安定化への技術革新
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H00883
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19H00883
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分31:原子力工学、地球資源工学、エネルギー学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 45,890,000 円 (直接経費: 35,300,000 円 間接経費: 10,590,000 円)
研究概要
陰イオン放射性核種は地殻の主要構成鉱物であるケイ酸塩と静電気的に反発し拡散しやすく、半減期が長いため、より大きな環境リスクをもつ。低レベル放射性廃棄物のセメント固化過程において、これらのマトリクスとして生成するハイドロカルマイト(Afm)はエトリンガイト(Aft)へ相変化する傾向がある。しかし、Aftは1分子に結晶水を24~26個もつため環境の温度や湿度に影響を受けやすくより脆弱である。本研究では、系内に共存するジオミメティクスの活用によりこの相平衡を傾ける方法の提案、これらのジオポリマー固化法の最適化、ジオポリマー固化体中核種の結合状態の推定、放射性核種の長期安定化のための技術開発を行う。