国家形成前段階における親族構造の地域的変異に関する研究ー九州南部を中心に―
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H01342
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19H01342
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分03050:考古学関連
- 研究機関
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- 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 8,190,000 円 (直接経費: 6,300,000 円 間接経費: 1,890,000 円)
研究概要
本研究は、国家形成前段階における親族構造変動の地域的偏差の実態を、九州南部地域出土の古人骨資料の形質人類学的研究に基づいて明らかにするとともに、考古学的研究により当該地域の集団の首長や司祭者などの社会的地位や財の継承方法、集団の階層分化の様相も明らかにし、当該地域が律令国家に編入される前の社会組織の水準を明らかにする。 異文化集団とも評価されてきた九州南部地域の非高塚古墳造営地域集団の親族組織の実態を、形質人類学的方法、自然科学的方法で解明する。また当該集団の社会構造の実態を、墳墓群および集落の内部構造の分析、あるいは個々の墳墓や住居址からの出土品の考古学的検討から考古学的方法で解明する。