スタチンが効くがんを見極める予測因子の探索とがん転移抑制剤に向けたエビデンス構築
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H03514
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19H03514
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
- 研究機関
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- 鳥取大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 17,810,000 円 (直接経費: 13,700,000 円 間接経費: 4,110,000 円)
研究概要
我々はこれまでに,スタチンが効果を発揮するがん細胞の特徴に関して基礎データを積み重ね,E-カドヘリンを細胞膜上に発現しているがん細胞はスタチン耐性を示すことを報告してきた。しかし,スタチン耐性株の中でも耐性のレベルが,スタチン感受性株の中でも感受性のレベルが存在し,スタチン感受性を保証する分子の同定には至っていない。本研究を通じて,がん細胞のスタチン感受性を直に反映する分子を絞り込み,スタチンが効くがんの的確な診断と臨床応用に結び付ける。さらに,スタチンが,がんの転移を抑制し生存率の向上に寄与しているのではないかとの仮説のもと,がん細胞の運動解析など,腫瘍生物学の観点から明らかにしていく。