世界秩序構想としての「翻訳」の意義に関する政治社会学的研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K01475
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K01475
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分06010:政治学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
本研究は、広義の「翻訳」(異なる文化圏で生まれた様々な思想、制度などを自分たちの文化圏に適合するように受け入れ、自文化を豊かにする行為)の意義に着目し、そこから現行の新自由主義に基づくグローバル化とは異なる、より公正な「ポスト・グローバル化」の世界秩序を構想する。前半では、現行のグローバル化の世界秩序構想の諸前提を明らかにし、それを批判する。特に、その根底にある、文化から切り離された、自己完結的実体としての人間観に疑念を呈する。そして代替的人間像として文化的存在としての人間観を提示する。また、その人間観に基づいたポスト・グローバル化の世界秩序構想の鍵となる概念としての「翻訳」の意義を探究する。