擬似反強磁性体を用いたスピントルクデバイスの創製
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- 湯浅 裕美
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K04471 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 19K04471
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分21050:電気電子材料工学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,420,000 円 (直接経費: 3,400,000 円 間接経費: 1,020,000 円)
研究概要
磁性酸化層に特有の90度磁気結合を用いて、特異な磁気構造をもつ“擬似反強磁性層”を創製し、スピントルクによりサブTHzまで磁化発振を目指す。3d強磁性体は発振周波数GHzでスピントルク発振が実証されているが、反強磁性体は周波数THzと期待されるものの課題がありスピントルク発振は実証されていない。本提案の擬似反強磁性層は、隣り合う磁区の磁化が反平行で、反強磁性体のように磁化がゼロの物質である。ただし磁区の中は強磁性体であることから、強磁性体と反強磁性体の中間に相当する。この独自の擬似反強磁性層で、反強磁性体では実証の難しいスピントルク発振を実証する。