本研究では、空間モード多重伝送の基盤技術であるモード合分波技術の空間モード多重度を飛躍的に増やすために、スラブ導波路を用いた位相制御型合分波器について検討し、単一次元空間モードを一括合分波できる動作原理を実験的に解明するとともに、100モード以上の空間モードを光学的に一括合分波できる集積デバイスの基礎技術の確立を目的とする。シミュレーションによる100モード以上の空間モードの合分波の基本動作原理について理論的に解析し、試作デバイスの合分波動作特性を評価することで、空間モード多重伝送への実用化の可能性を検証し、モードの多重度を飛躍的に向上する合分波基礎技術を確立する。