日本人多発性硬化症での疾患修飾薬による進行性多巣性白質脳症多発機序の解明と防止
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K07997
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K07997
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分52020:神経内科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,420,000 円 (直接経費: 3,400,000 円 間接経費: 1,020,000 円)
研究概要
多発性硬化症(MS)は、疾患修飾薬により再発を減らすことが可能になったが、重大な副作用として長期使用に伴い潜伏感染しているJC virus (JCV)が起こす進行性多巣性白質脳症(PML)がある。特に日本人では欧米人の約10倍のPML発症がみられ、大きな問題になっている。本研究ではPML発症が多い理由の解明、PML発症リスク因子の同定と発症予測バイオマーカーの確立を目的とする。そのため、全ゲノム関連解析によるJCV感染の感受性遺伝子の同定、HLA多型とJCV特異的T細胞(CD8/CD4)の頻度及びT細胞の認識するJCV抗原エピトープの同定、疾患修飾薬によるこれらの変化等を解析する。